長野日仏協会は、「日本とフランス、ならびにフランス語圏諸国の人々との交流を通して、相互のより一層の理解を深める」ことを目的としています。
長野日仏協会

活動報告

杉浦真理子

 7月9日、長野日仏協会恒例の巴里祭(Quatroze Juillet:La fête nationale)が「トリオンフォ・日和カフェ」で行なわれました。中央には木製の大テーブル、まわりをソファ席が囲み、壁沿いにの書棚には本がビッシリ。お店というより居心地の良いリビングルームのような空間です。

 滝澤会長の乾杯に始まり、アンティチョークの素揚げ、イカ墨のリゾットなど、立石オーナーシェフのオリジナル料理を堪能しながらお喋りも弾み、時間はあっという間に過ぎていきました。

 今回は30名の出席者となり、初参加の方も3名いらっしゃいました。その中のお一人、富士町から参加の越川マロリーさんからは、ご自宅で行われているシャンソンやお料理教室のご案内と、12月に予定されている「大人のプチ留学séjour linguistique」の説明がありました。マロリーさんのご実家のあるブルターニュで、ホームステイをしながらフランス語やお料理のレッスンを受けたり、マルシェ巡りやワインテイスティング、そしてモンサンミシェルまで行くという楽しい企画です。

 たっぷりのワインで酔いも回った頃、巴里祭A Paris dans chaque faubourgパリの空の下Sous le ciel de ParisオーシャンゼリゼLes Champ-Elyséesなど、お馴染みのシャンソンをフランス語で大合唱。

 これらのシャンソンを歌う時、様々な文化が豊かに混じり合う活気に満ちたパリの街角を思い浮かべます。しかしフランスを襲う相次ぐテロにより、人々の自由な愉しみは徐々に奪われていくのでしょうか・・・

 フランス革命のスローガンであり、フランス国民の手で勝ち取った「Liberté Egalité Fraternité」の崇高な理念が不滅でありますようにと願わずにはいられません。9700㎞という距離を越えて、フランスに心を合わせた一日となりました。

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今年の巴里祭は、新会員田畑さんのお店「ビストロ・ラシェット」で行いました。初参加の方が多かったのですが、「初めまして」の挨拶のあと、すぐに打ち解けて、フランスの話で大いに盛り上がりました。

田畑シェフによる初夏らしい素適なフルコースに舌づつみを打ちながら、終始和やかな巴里祭となりました。(杉浦真理子)

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新年会に参加して A votre santé 矢島真理子


 シャンパンで新年を祝い、新年会が始まった。1月20日・日曜日、外気はピリッと冷たかったが「シェ・マサ」はふんわりと温かい。出席者11名のため、立食ではなくテーブルに落ち着くことになった。

 マグロとミニトマトの前菜に始まり、ブリのコンフィ、牛肉のとろとろ煮、デザートのクレーム・ダンジュまで、それぞれが春の陽光を思わせる料理だった。外食機会の少ない専業主婦の私にとっては、まさに夢のひととき。美しい盛り付けに思わず笑みがこぼれ、美味しいお料理に舌鼓をうった。お料理ごとのワインに会話も弾み、パリの「フルール・ド・クール」からのプレゼント抽選でさらに盛り上がった。

 3年前の転勤を機に長野日仏協会員になり、長野市のイベントには何度か顔を出させていただいている。フランスに憧れを持つだけで、30年以上訪れたこともなく、文法の欠片だけが頭に浮かび、フランス語を話すこともままならない。そんな私がフランスを愛する人々と出会い、刺激を受ける楽しい社交場が日仏協会のイベントである。色んな方とのお喋りが外の世界へ私を駆り立てるのだ。いつかフランスへ!

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巴里祭


 爽やかな初夏の風が吹き渡る7月8日、恒例の「巴里祭」を開催しました。

 協会員でもある鶴田シェフのお店「シェ・マサ」にて貸切りの立食形式で行われた今年の巴里祭は、まさに"大人のパーティー"といった雰囲気。
 いつもながら見た目も美しいお料理の数々に歓声を上げ、ワイングラス片手にお喋りも弾みました。

 残念ながら参加者は少なかったのですが、Quatorze Juilletに思いを馳せ、洒落た夏のひとときとなりました。

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2012年度 総会 杉浦真理子


 長野日仏協会の総会を待ってくれていたかのように、城山の桜が満開となった4月22日、善光寺玄証院にて2012年度の総会が開催されました。
 今年も総会の議事は新井さんにお願いし、2011年度事業報告、会計報告に続き今年度の事業計画と会計予算が発表されました。
 今年は通常の活動に加えて、ビエンナーレで行なっていた「日仏現代作家展」が諸般の事情で昨年キャンセルとなり、8月に行われること。
また、ラヴァル市在住で盆栽協会会長ギヨーム・オザム氏と交流が、事業に新たに加わり、活発な活動が期待されます。

 議事のあとは、アレクシアさんによるスピーチが行われました。
彼女の出身地であるロワール地方の歴史、数々の美しいシャトー、名産品などを映像を交えて丁寧に説明されました。
 風光明媚で温暖な気候に恵まれて「フランスの庭」と称され、美味しいワインやチーズを育むロワール地方は、見所満載の魅力あふれる場所であることを改めて感じました。また、アレクシアさんの流暢な日本語にも、一同感動しました。

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アレクシアさん


 その後、パリのショッピングサイト「フルール・ド・クール」からどっさり届いたプレゼントの発表です。 総会資料の裏に予めこっそりと書いた番号を読みあげ、プレゼントの番号と引き合わせるという方法で、大いに盛り上がりました。
 パリで活躍するデザイナーブランドのバック、お洒落で可愛い小物、バスクやアルザスの布製品など約30点!「フルール・ド・クール」さん、ありがとうございます。(その中で、滝澤会長と福島副会長が揃って「ミラボ」の可愛いネコのぬいぐるみを当てたのは、お愛嬌でした!)

 さて、その後はシャンパーニュで乾杯。井原さんセレクトのワインを飲みながら、アトリエ・ド・フロマージュのチーズと軽食をつまみながら、畳に膝を突き合わせた「日仏スタイル」で、ひたすらお喋りです。
 今回は、ラ・ロシェル大学に留学していた信大大学院の田村さんと、9月から留学予定の田中さんが出席され、そこにアレクシアさんも加わった「若者の輪」の中に「元若者たち」もさらに加わり、フランス語と日本語を交えた会話が弾みました。
 美味しい煮りんごとジュースを差し入れてくださった柄沢さん、ありがとうございました。

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懇親会


 午後には小雨がふりだし花冷えの日となりましたが、心はポカポカの一日でした。このconvivialitéを今年度も大切にして活動していきたいと思います。

2010年度、雪の総会 副会長 杉浦真理子


 4月17日総会の朝、外は一面銀世界でした。天気予報によると、4月半ばの積雪は34年振りとか。

 今年も会場は玄証院。福島副会長のご配慮で、毎年気兼ねなくゆっくりと過ごすことができるのは本当に有難いことです。突然の雪ということで急なキャンセルがあったり車のハプニングで遅れて来る方も多く、少し遅れての開催となりました。滝澤会長が挨拶の中で「設立総会の日も雪でした」と言われ、あの猛吹雪の日が蘇ります。日仏協会は雪に縁があるのかも?

 始まりはやや波乱含みでしたが、議事は滞りなく終わり、新会員の下崎さんのお話となりました。JAICAのメンバーとして2年間滞在されたモロッコでの体験を、プロジェクターの映像を交えてご披露いただきました。エキゾチックなイスラム建築や町並みを見て、私たちも異文化体験をした気分になりました。

 続いての懇親会は、フィリップ・フォール大使が先月の長野訪問のお礼にと送ってくださったシャンパーニュ、テタンジェでの乾杯で始まりました。あとはワイン片手に膝をつき合わせ、アトリエ・ド・フロマージュの絶品チーズや軽食をつまみながらのお喋り。これは日仏協会定番スタイルです。その後信大工学部のフランス人留学生二人も加わり、話もいっそう弾みました。

 気がつけば5時過ぎ。外の雪はすっかり融けて、穏やかな春の黄昏時となっていました。

和気あいあいの新年会 清水史子


 大寒間近い1月17日(土)夕刻,恒例の新年会が松本の割烹料理屋さん,なにわの味「一梅」(いちうめ)で行われました。

 一梅さんは現住居表示では松本市中央1丁目ですが,地元の人たちには「新伊勢町通り」と言った方が馴染み深く,駅にも近い場所にあります。松本出身のご店主は,大阪梅田で十年間修業をされ,八年前にここにお店を構えられたそうです。

 当日の参加者は,長野から滝澤会長,福島副会長,いつお会いしてもお元気なイタリア通の宮澤さんの3人,松本から吉田先生,一梅を紹介して下さった原さん,ソムリエの西牧さん,未会員ですがフランス語を勉強されているドクターの女屋(おなや)さん,女性群では今井さん,増田さん,新会員の丸山さん,そして清水の11名でした。

 お座敷のテーブルには,つき出しなど数々のお料理が配膳されていて,それを囲むように座に着き,早速吉田先生の新年の挨拶と音頭で乾杯。アルコールの杯あり,ジュースの杯あり,またお茶の杯ありでしたが,今年も健康で幸多い年でありますようにと,皆揃って < A votre santé >。

 次々に運ばれてきたブリ大根や野菜のかき揚げ,そしてこの時期にぴったりの鳥のつくねのお鍋を囲みながら,お隣同士,前同士,近くに坐したお仲間で和やかな談話が続きました。吉田先生,西牧さん,福島さん達の所では,きっとワインの話に花が咲いていたのではないでしょうか?(私の憶測ですが)

 美味しそうにお酒を口にされていた滝澤会長に,女性群何人かは,昨年秋の信州大学国際シンポジウムでのお話のその続きをぜひお聞かせ下さいとお願いなどをしていました。

 最後に美味しい出汁がいっぱいのお鍋で煮込んだうどんをいただきました。あっという間の二時間,美味しいお料理をいただき満腹感で閉会。お店にはまだ沢山のお客さんがそれぞれの新年会を楽しんでいました。

山梨日仏協会との交流会 西牧穂高


昨年11月3日に当協会と山梨日仏協会の交流会を塩尻市で行いました。双方から10数名ずつが参加し総勢30名近くの大交流会となりました。今回は塩尻市での開催ということもあり、両協会に縁のあるワインをテーマにした1日となりました。午前中は志学館高校のワイナリーを見学し、続いてイヅツワインを訪問しました。

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井筒ワイン


著名なワイン評論家で山梨日仏協会の会員でもあられる山本博先生も参加され、イヅツワインでのテイスティングの後、貴重なお話をお聞きする機会にも恵まれました。昼食は朝日村の九十九庵で懐石料理を楽しみました。山梨からはサドヤ、長野からは志学館高校、それぞれできたての新酒とのマリアージュを堪能しました。

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九十九庵


午後は奈良井宿を散策しながら交友を深めました。つるべ落としの秋の日を惜しみつつ、黄昏の宿場町を歩くのはとても風情がありました。時間は瞬く間に過ぎ、次年度は山梨で交流会を開くことを取り決めて有意義な会を終了しました。この会を機に塩尻市の方にも当協会にお入りいただきました。

永田鉄男作品特別上映会を終えて 杉浦真理子


昨年10月11日~24日まで、永田鉄男氏撮影による「大停電の夜に」と「うつくしい人生」を長野ロキシーにて上映しました。

果たしてチケットが売れるのか・・・最初は正直不安でしたが、語学講座のドミニク先生の多大なご協力をはじめ、多くの皆さまのおかげで私の手元にあったチケットはどんどんなくなりました。そして更に嬉しかったことは、チケットを買ってくださった方が、実際に劇場に足を運んでくださったことです。「この2週間はとても賑やかでした。」とロキシーの担当者の方からも言われました。

パリ在住の撮影監督"世界のナガタ"が長野県中野市出身であること、そして彼の映し出す映像の美しさの土台には信州の自然があることを多くの方に知っていただけたと思います。パリの永田氏からも度々ご連絡いただき、故郷への思いの強さを感じました。

「Le septième art」といわれるフランス映画。今回は10周年記念行事としての上映会でしたが、機会を見つけてこれからも地域に発信したいと考えております。今回映画をご覧になった方、感想をお寄せいただけたら嬉しいです!今後の参考にさせていただきます。最後に、ご協力いただいた皆様に心からの感謝を申し上げます。

信州大学国際シンポジウム2008報告 吉田正明


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 信州大学国際シンポジウム2008「新たな信州とフランス語圏の文化交流~歴史をさかのぼり未来に向けて~」が昨年10月11日(土)に開催され、後援した当協会も滝澤会長やマブソン・ローラン副会長が講演者、あるいはパネラーとして深く係わり、100名以上の参加者を得て盛会の裡に幕を閉じた。当日の午前中は、フランスとベルギーから招聘した3名の先生方(ラ・ロッシェル大学のYvan Daniel先生,INALCOのPascal Griolet先生、カトリック大学ルーヴェンのDimitri Vanoverbeke先生)にそれぞれの大学、あるいは研究院の様子を紹介していただき、来場者、とくに信大の学生にとってはたいへん有意義で興味深い話を聞くことができた。

 お昼の懇親会は、アルプスを眺望できる6階会議室に於いて、デリカテッセン・マルクさんの美味しいオードヴルに、五一ワインさんが提供してくださった数種類の赤、白ワインを味わいながらゲストと来場者とが楽しい懇談のひとときを過ごした。高価な貴腐ワインも提供され、午後からの本番のシンポジウムのことをつい忘れそうになるくらい美酒にほろ酔い気分となった人もいたようだった。

 午後の部はまずお二人の基調講演で幕を開けた。それぞれのお話は今回のシンポジウムのテーマに深く係るものであった。まず当協会の滝澤会長が「信州とフランス」という題で、過去の信州とフランスとの交流史において重要な足跡を残した人物や事柄について講演され、続いてラ・ロッシェル大学から来られたイヴァン・ダニエル先生が、「クローデルと日本」と題してフランス語で講演された。マブソンさんの名通訳もあり、それぞれの講演に対して会場の数名の来場者から質問があり、関心の高さをうかがわせた。

 途中休憩をはさみ第2部では、5名のパネラーによるパネルディスカッション「日仏交流の過去、現在、未来~信州とフランスの交流史と今後の展望」が行われた。最初にそれぞれのパネラーから各自のテーマで10分程度の話題提供がなされた。滝澤会長は美術家たちの交流について、長野大学の佐々木涇(とおる)先生は島崎藤村、辻邦夫とフランスとの関わりについて、マブソン・ローラン副会長は小林一茶を中心に俳句を通じての日仏交流史について、ディミトリ・ヴァンオーヴェルベケ先生は19世紀のベルギー憲法と明治憲法の関係を通して見たベルギーと日本との交流史について、そしてパスカル・グリオレ先生は日本における教育制度の近代化に重要な役割を果たした松本出身の辻新次をはじめ日本語の近代化に尽くした信州人の紹介をされた。それぞれ興味深い話題であった。その後質疑応答があり、来場者からもたくさんの質問があり,活発なパネルディスカッションが展開された。

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パネルディスカッション


 二日目の12日(日)は「信州,フランス発見の旅」としてバスツアーを行い、蓼科のマリー・ローランサン美術館を見学し、ホテルのレストラン「ラ・クレリエール」で和気あいあいすっかり打ち解けた雰囲気のもと、楽しい昼食のひとときを味わうことができた。午後は大王わさび園を散策し、好天にも恵まれ美しい安曇野の秋を心行くまで満喫した次第である。かくして信州とフランス語圏の交流をテーマとした本国際シンポジウムは成功裡に終了したのである。

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懇親会